2009年11月12日木曜日

2009秋 2次会用ウェディングドレス

ご結婚式当日の花嫁の2次会用ドレスを作らせていただきました。

今回は、ファーストミーティングから納品までが約2カ月半と短かったのですが、細かく打ち合わせをすることでスムーズに進みました。

ファーストミーティングでは花嫁のご希望のデザインを伺いました。エンパイアーシルエット、前面に長いリボン、白またはクリームイエローのレースといことでした。

セカンドミーティングでは、上記のご希望をふまえたデザインを3点ご提案させていただき、生地の素材と色を決定しました。

レースをやめて、黒いドレスの上に、シルクシフォンの淡い淡いグレーをレイヤーにしました。シルクシフォンが柔らかく揺れるたびに色の雰囲気が変わります。光の加減によっては、グレーというよりシルバーに見えるかもしれません。天然光の元とスポットライトの元でも違った表情を見せてくれます。

形はずばり、ピーターパンに出てくる“ウェンディー風”。 高めのヒールを履けば、さらに足長に見えるマジック仕様です。


ご結婚式が済めば、丈をひざ下で切って、お出かけドレスとしても活躍しそうですね。

ウェディングドレスといえば、あまり袖付きはありませんが、後々のことを考えると袖が付いていたほうが、季節を問わないので着る機会が多くて重宝するかもしれません。

とても個性的で上質なドレスが出来上がりました。

2009年11月1日日曜日

ウェディングドレス・リメイク2009秋#2






お母様のウェディングドレスをお嬢様用にリメイクしました。

左上の写真がオリジナル。
実はこれも仕立て屋さんが作った、ハンドメイドの一点ものでした。

薄いピンクの総刺繍で、袖は懐かしい形のパフスリーブに、時代を感じるオンウェスト。立襟にはラインストーンがあしらわれていました。また、全身にも同じラインストーンが手縫いされていて、なんとも手の込んだ一品です。

とても大切に保存されていたようで、虫食いも大きな汚れもなく、アンティークのような「古き良きもの」を、ほとんど余すところなく使わせていただきました。
花嫁さまがトロンボーンの奏者ですので、結婚式後のパーティーでバンドのパフォーマンスができるよう、ロングドレスバージョンとミニドレスバージョンの2WAYで作りました。また、今後もお出かけ着として着たいとうご要望に答えて、パニエをつけないバージョンで3WAYのバリエーションとなりました。

まず、やはり時代を感じてしまう袖と襟を思いきって切り取ってしまい、チューブトップに。オリジナルのIラインスカート部分を半分の長さで切り取って縫い合わせ、ミニのプリーツスカートに。襟もとのラインストーンはチューブトップの縁どりに使い、袖のボタンはドレスの背中に移しました。これで、ほとんどの生地と付属品を使いきったことになります。
                                                                       パフォーマンスされるときのミニドレスには、ミニのパニエをつけて、バレリーナ風に。 ご結婚式のときには、ロングパニエをつけて、プリンセスシルエットで。 お出かけ着として着られるときにはパニエをつけずに。

ちなみに、ロングは動きを出すためにスカート部分を6か所つまんで縫いつけてあり、ミニにするときに、その縫い目をハサミで切っていただきました。

お母様もご本人も大変喜んでくださり、作らせていただいて感謝しています。30年近くの時を経て、母から娘に受け継がれるもの、オリジナルを作った仕立て屋さんからSACHi DOi DESiGNに引き継がれたものの重みと、幸せをかみしめた5ヶ月でした。