2012年6月27日水曜日

フラワーガール

すでに1ヶ月以上が過ぎてしまいましたが、5月の竹島愛弓さまのご結婚式のお話。

新郎の蝶ネクタイとカマーベルト、新婦の帯ドレス、そしてフラワーガールの衣装も作らせていただきました。
モデルは竹島さまの姪っ子さん、りっちゃん。とっても可愛くて元気な女の子です。お姫様に憧れていて(時代は変われどお姫様に憧れるのは女の子の常ですね)、ふわふわのドレスを気に入ってくれました。ゲストからの「かわいい!」の感想に、恥ずかしがりながらも嬉しそう。作った私もとても幸せな気分になりました。


 赤いリボンは作り付けです。ホックで簡単に出来上がります。そして、この赤は実は3名のブライズメイドのドレスと同じ色です。
りっちゃんが花びらを撒きながら先頭を歩き、その後を美しいブライズメイドが。そして花嫁と新婦のお父さまのご入場という流れでした。


採寸時、 身長100~110センチのりっちゃんでしたが、少しでも着る機会が他にあればいいなと思い、115センチサイズで製作しました。丈は少し長めです。
 光沢のあるシャンタンは太陽の下で、より輝きました。オフホワイトではなく、ホワイトを使ったのも子供らしく、清潔感があって良かったと思います。


2012年6月12日火曜日

大正時代の着物です

 私は大正時代の着物が好きです。いや、正直に言えば、着物は「大正時代に限る!」とさえ思っています。
この着物は確か5~6年前の世田谷ボロ市で「信じられない!」ほど気に入って手に入れた綿素材の逸品。テキスタイル好きな私が、ここまで興奮して手に入れた生地は後にも先にもこれだけ…、いや待てよ…、高山で購入した絹の着物とこれしかありません。…たぶん。ちょっと説得力ないかも…。

ま、なにはともあれ、この大好きな着物を解体して、ジャケットを作りました。目立ちすぎずでも艶やかにを心がけたこのジャケット、いかがでしょうか?

大正時代の人は小さかった。子供の着物ってわけではないのに、とにかく小さい。本当はこのジャケットも腰の下丈になるはずが、生地が足りずにショートジャケットになってしまったうえに、フロントも閉まらなくなってしまいました。で、開けっぱなしのデザインに変更。

綿素材だけに、虫食いが激しくて、その穴の数は数え切れないほど。たぶん100か所は当て布をしました。それだけに余計に愛着を持ってしまいました。

濃紺の地に蛍光ピンクやオレンジ、そして透明感のある黄色に黄緑…。本当に100年前の色使い?その時代にこのテキスタイルって、誰がデザインしたんでしょう?鳳凰と扇子と菊。やっぱり信じられない…。

 モデルが悪いので、あまりお見せしたくはありませんが…、こんな感じのシルエットです。名付けてバルーンジャケットとしましょうか?!

2012年6月4日月曜日

蝶ネクタイとカマーベルト

 さて、5月の竹島愛弓さまのご結婚式の2次会、ご主人の蝶ネクタイとカマーベルトも作らせていただきました。

蝶ネクタイとカマーベルト、どちらも竹島さまのおばあさまの帯から作りました。シルバーとブラックの地味派手で美しい帯。切るときには手が震えました。


普通、正装の際の蝶ネクタイは白か黒。薄いサテンの生地で二重にして作られているようです。はじめは手結びの蝶ネクタイをとのオーダーをいただきましたが、帯は硬く厚く、とても結べません。そこで、フックで留めるタイプの蝶ネクタイにしました。

そして、同じ帯の柄部分を使ってカマーベルトを作りました。大きくて繊細な柄はさすが日本の美。

ちなみに、カマーベルトの起源は、トルコの飾り帯(サッシュ)です。
15世紀頃から、ヨーロッパの軍隊で装飾や身分を表すためや、敵味方識別のために用いられるようになったそう。その頃のサッシュは上着の上から襷掛けか、腰に巻いて着用されていたようです。
20世紀に入って ブラックタイが夜間の準礼装とされるようになった際に、正装時のウェストコートを簡略化したものとしてその構成に取り入れられました。

 左からご主人、花嫁、デザイナーです。